2013年11月30日土曜日

JATENT第2回イベントのお知らせ

お待たせしました!

JAT主催の映像翻訳セミナー第2弾の申込みが始まりました♬

JATENT 第2回イベント 英日ハンズオンデー

開催日: 2013年12月14日 (土)
時間: 14:00 ~ 17:00
開場: 13:30  開演: 14:00  交流会: 17:30~
会場: 東京・渋谷 T’s渋谷フラッグ

今回は字幕と吹き替え版の翻訳の違いを教えていただきながら、実際に訳し分けてみるワークショップ形式です。映像翻訳の基礎知識をご存じであれば、どなたにも参加していただけますので、お勉強中の方にもおすすめです。また、ふだんは字幕のみ、という方は吹き替え翻訳の魅力を体験できますし、その逆も、もちろん!
さらにゲーム翻訳のワークショップでは、“差がつく訳注の作り方”をご紹介します。

ワークショップのあとには交流会(忘年会)もあります♬
なんと会場のお店には卓球台が!みんなでワイワイ盛り上がりますよぉ~。
同業者のお友達づくりや情報交換の場として、ご活用ください。交流会だけの参加も可能です。ぜひ、遊びに来てくださいね!

2013年11月28日木曜日

【速報!】映画公開のお知らせ

我らがizumiの担当した作品と、私yokoの担当した作品が劇場公開されることになりました♬ お時間のある方、興味のある方は是非、ご覧になってください。


「夜の第三部」 「イーダ」
ポーランド映画祭2013で上映される2作品を担当。1972年のカルト的な作品「夜の第三部分」と、少女が出生の秘密を探る「イーダ」。どちらもセリフは少ないけれど、ひとつのセリフに込められた意味が重く、苦労した作品。ポーランド映画の独特の世界観を堪能してください。izumi


ビューティフル・クリーチャーズ
魔術を操る一族に生まれた少女の恋と成長を描いたスーパーナチュラル・ダークファンタジー。純真な愛と運命のはざまに揺れるティーンの心情を切なく描く物語に涙しながら字幕をつけました。主演はオールデン・エアエンライクとアリス・イングラート。yoko演技に

2013年11月17日日曜日

安全じゃない!?

 izumiです。気がつくと、街はすっかりクリスマスモード。仕事もにわかに慌ただしくなり、このまま年末に突入しそうです。

 実は少し前にヒマ期間がありまして、映画三昧の日々を送りました♪ 映画を見る時はメモを片手に字幕をチェックします。使ってみたいセリフを見つけると、その場でメモ。真っ暗闇の中で書くので解読不能な時も多いのですが、書くことに意義があると信じてせっせとメモしています。

 先日見た映画でも、作品の雰囲気と字幕がピタッと合って、かっこいいな~と思いながらメモしていました。鑑賞後は友人とお茶タイム。興奮冷めやらぬまま、映画について熱く語っていると、友人がポロッと言いました。「1カ所、気になる字幕があったよね」。…実は私も「あれ?」と思う場面があったのです。映画に夢中で流していたのですが、眼光鋭い友人は見逃しませんでした。主人公が危険な場面で、友人が叫ぶセリフ。「ここは安全じゃない!」原音は”It’s not safe here!”でした。言葉どおりですね。だけど切羽詰まった場面で「安全じゃない!」は、まどろっこしい。「ここは危ない!」としたいところです。

 この指摘を聞いた瞬間、3年ほど前の経験が走馬燈のようによみがえりました。身内を紛争で失った女性が、敵対する民族をなじるシーンを訳していた時です。”You are a killer!”というセリフに、「あんたは殺人者よ!」と字幕をつけました。この時、何か引っかかっていたのですが、ほかの複雑なセリフの訳に気を取られて、そのまま納品しました。で、クライアントさんから返ってきたチェックには、ひと言「“殺人者”は”人殺し”でいいですよね?」・・・これを見た瞬間、頭の中に「ごめんなさい!」という叫びがこだましました。「なぜ気づかないんだ!?私のバカ~!」と、恥ずかしさと申し訳ない気持ちでいっぱいでした。こういう簡単なセリフほど、思い込みでスルッと訳してしまいがち。公開される前に指摘してくれる人がいたのは、本当にラッキーでした。

 私のミスに比べれば、「安全じゃない!」に違和感を覚える人は少ないでしょう。指摘した友人は吹き替え翻訳者で、仕事目線で見ていたから気づいたのだと思います。それでもやはり、作品の世界に浸っているときに「あれ?」と感じるような訳は可能な限り避けたいもの。そのためには客観的な目で訳を見直すことが大事だと、つくづく感じました。過去のイタイ失敗はよみがえりましたが、大先輩でもこういうことはあるんだな~と、ちょっぴりホッとしたのも事実。ちなみに、ほかの訳はひれ伏したくなるほどすばらしかったです。

2013年11月2日土曜日

セミナー参加へのススメ

 yokoです!今から2年半前、私は友人に誘われてTwitterを始めました。それまでは通っていた映像翻訳学校の仲間たちと続けてきた勉強会でしか、他の翻訳者さんとの交流はありませんでした。ところがTwitterを始め、その後Facebookも始めると、ゲーム翻訳、出版翻訳、実務翻訳など、さまざまなジャンルの翻訳者さんと出会うことができました。

 その中で強く思ったのは、デキる翻訳者さんは“とても勉強熱心である”ということ。そして仕事が大好きである、ということでした。みなさん、少しでもいい訳文が書けるようにと辞書やツールにこだわり、情報交換の場へ出かけ、セミナーに参加されていることを知りました。

 SNSに流れる情報量のあまりの多さに、最初の頃は追いつけなくて、正直それまでの自分の甘い姿勢に打ちのめされたりもしました。でも、そこで私は新しい出会いを最大限に生かそうと思いました。みなさんのマネをしてセミナーに参加してみたのです。初めは通訳のセミナーでした。映像翻訳の分野とは、あまり共通点はないかな…などと思いつつ参加しましたが、それは大いなる勘違いでした。ジャンルどころか、職種そのものが違う通訳のセミナーでも、翻訳に通じる多くの学びがありました。何より感じたのは参加者の仕事に対する熱意。ここからも強い刺激を受けました。

さて先月、私は2つのセミナーに参加しました。

 1つ目はJAT主催の「調べ物100分勝負」という深井裕美子さんのセミナー。いろいろな事例を交えながら、辞書の基本からネット検索のコツまで“翻訳者に必要な調べ物のスキル”を教えてくれる、という大変実用的な内容でした。いかにムダな時間を過ごさずに、横道にそれることなく、必要な「正しい情報」にたどりつけるか。これは翻訳者にとっては重要なスキルです。

 2つ目は「ダ・ヴィンチ・コード」で知られるダン・ブラウン作品の翻訳者であり、「越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 あなたはこれをどう訳しますか?」の著者である越前敏弥さんのセミナー、「翻訳百景ミニイベント」。最近、越前さんが翻訳された作品や、教えてらっしゃるクラスの教材で見つけられた「誤訳しやすい例文」の紹介を中心に、古典新訳や「インフェルノ」、「The Da Vinci Cod(パロディ本)」 や 「six words」 などから、身近な誤訳の実例をあげて解説してくださいました。

どちらのセミナーもとても興味深く、あっという間の貴重な時間でした。

 このようなセミナーですが、実は翻訳に携わっている方ならどなたでも参加できるものが数多くあるのです。協会や団体に所属していなくても自由に参加できる、すばらしいセミナーはたくさんあります。もしそういったセミナーに参加されたことがないという方がいるのであれば、それはもったいない!ぜひ、積極的に参加してみてください。


さて、ここからは宣伝です!笑

12月14日に【JATENT待望の第2弾イベント】が開催されます!

今回はゲーム翻訳部門と映像翻訳部門に分けて2パートのワークショップ形式。映像翻訳パートでは吹き替え&字幕、両方でご活躍中の尾形由美さんをお迎えし、それぞれの訳し方の違いなどを教えていただく予定です。尾形さんはタイトルを聞くだけでワクワクしちゃうような人気作品を数多く手がけていらっしゃいます。主催者側にいられて幸せ♡


セミナー初参加という方には絶好のチャンスですよ~!
詳細は後日発表致します。