2013年12月31日火曜日

2013年の終わりに…

Tri-logueの迎える初の年末。それぞれに1年を振り返ってみました。

 2013年、私にとってはまさに大冒険の年でした。まずは念願だったTri-logueの結成とブログ開設。そしてJATENTの活動開始。自分ひとりではなく、仲間と一緒に外へ情報を発信することを始めてみて、あらためて自分の個性や弱みを掘り下げることができた気がします。今年は自分の担当した作品を劇場で見るチャンスもありました。大きなスクリーンに映る自分の字幕を見るのは不思議な気分でした。憧れていた世界でしたから、もちろん喜びも大きかったですが、何より“やる気”のヒートアップを感じました。「もっとうまくなりたい」と拳を握りしめる感じで(笑)。新たなクライアントさんとのおつきあいも始まり久しぶりの緊張感を味わいつつ、撃沈したり浮き上がったり…字幕職人としての仕事の楽しさを満喫させていただきました。
 振り返ると本当に充実した1年でした。でも、どれひとつとっても自分ひとりの力では成しえていないこと。“人に恵まれ、育ててもらう”私の強みは、今年も健在でした!来年も人とのつながりを大切に、感謝の気持ちを忘れずに、着実に前に進んで行きたいと思います。久しぶりに刑事ドラマのシリーズものを翻訳したい!プライベートでは、習い始めたばかりのモダンバレエを早く美しく踊れるようになりたい!来年もやりたいことには欲張りに生きようと思います♪yoko


 振り返ってみると、2013年はいろんなことに挑戦した年でした。このブログを3人で始め、いまや4人となり、JATの会員になりJATENTを立ち上げ、同業者のつながりが広がりました。誘ってくれたyokoに心から感謝。ありがと、yoko
仕事面では同業者の紹介で、新たなクライアントさんとのお付き合いが始まりました。やりがいを感じると同時に、自分の力不足に悩むこともあり、日々勉強だなと痛感しています。また、念願のドラマを担当することもできました!すでに十数話が放送済みのシリーズで、ストーリーを追うだけでも時間との闘いでした。内容も難しく、自分の言語能力の限界を見た気がします。週1本ペースで4本を担当しましたが、これだけでも私にはチャレンジング!シリーズものを何シーズンも担当する翻訳者の苦労が、少しだけ分かりました。Emiyokoもすごい!そのスポッティングを何人分も手がけるmichikoの神業もすごい!このドラマは苦労した分、思い入れもひとしお。放送が決まったら告知するのでお楽しみに!
 2014年の目標は、今年見えた問題点を改善すること。そのためには欲張らず、コツコツと地道な作業を積み重ねる時間も必要だと思います。そして、今年築いたご縁を大切に育てたい。広く浅く…から、深い縁へ。そのためには私も努力せねば。皆さま、2014年もどうぞよろしくお願いいたします。izumi


 今年も残すところ数時間。思い返して見ると素晴らしく充実した一年でした。年明けからコンスタントにお仕事を頂き、何度も「今夜は寝られない!」と思う様な納品ラッシュを経験しました(これは、心底嬉しい悲鳴です)。昨年は納期までに仕上げることで精一杯でしたが、今年は“字幕が載った映像をイメージしてハコを切る“事を意識し始めることができました。これは自分の中で大きな一歩前進です。さらに、新しい翻訳者の方からお仕事を頂いたり会社からの依頼も頂き、胸を張って「私の仕事は、スポッターです」と言える様になりました。まだまだ改善すべき点が多く、私の目指す翻訳者の方に合わせた“オーダーメイドのスポッティング”までは程遠いのですが日々精進するのみです!
 来年は、以前から興味のあるクローズドキャプション(聴覚障害者のための字幕)を勉強してみたいと思っています。プライベートでは、年末に思い切って購入した一眼レフを使いこなしプチ旅行に出かけたい!本来であれば一年を振り返り反省すべき時期ですが、来年を想像すると「あれもしたい!」「これもしたい!」「それ、やれば出来るかも!」と、ワクワクします。今日より明日を、今年より来年をもっと良くしたい(誰かの受け売りです…)と思います。誰かのおかげで、誰かのために仕事ができる…本当に素晴らしい一年でした。 michiko


 yokoizumimichikoの3人が立ち上げたこのTri-logueに途中から加えてもらい、とても楽しく過ごせました。誘ってくれたyoko、快く迎えてくれたizumimichikoに感謝です。でもよく考えたらブログを一度書いただけ(汗)yokoizumiが手掛けた劇場公開作品の情報を告知するのを、うらやまし~と思って指をくわえて見ていました(笑)でもでも!実はとっても忙しい1年だったんです。特に後半は、過去に手掛けたドラマの新シーズンが次々に始まり、どうなることかと思いました。そこまでして受けなくても…と言われそうですが、自分が手掛けたシリーズを途中から人に渡すのはイヤなものです。今回はエージェントさんがスケジュールを調整してくれたこともあってどうにか乗り切ることができました。スケジュールを調整してまで依頼していただくというのは駆け出しの頃に憧れていたことなので、少し進歩した気がします。(まあ続シリーズだったからなんですけどね)ありがたいことに、これからしばらくこの調子が続く予定。
 というわけで2014年の目標は、ずばり“メリハリ生活”!ダラダラ仕事をやめて、その分、映画を観たり、本を読んだりといったインプットを増やして翻訳者としての器を大きくしたいと思います。最後になりましたが、2014年もどうぞよろしくお願い申し上げます。emi


来年もTri-logueはブログやさまざまな活動をとおして、映像翻訳という仕事の楽しさを伝えていきたいと思います。2014年もTri-logueをどうぞよろしくお願いします♪

2013年12月21日土曜日

ミチコのオススメ映画

仕事の合間に時間があれば映画を見る!と、言ってもなかなか時間がとれませんが、今年も残すところあとわずか…。今年、劇場で見た映画をちょっと振り返ってみました。

マリーゴールド・ホテルで会いましょう
 「007」シリーズの「M」役の印象が強いジュディ・デンチがどんな女性らしさを見せてくれるのか興味津々!7人の熟年男女が新しい生き方を模索する、何とも後味の良い映画でした。

遺体ー明日への十日間ー
 この作品は観たいというよりも、観ておかなければいけないという気持ちから観ました。東日本大震災から丸2年。昨年は被災地を訪れることが出来ましたが今年は何もかかわることが出来ていません。被災地を訪れた時の「知ってほしい・・・。知っておいてほしい。」そう、おっしゃっていた地元の方の言葉が忘れられません。自分の中で、風化させないためにも観るべき作品の一つでした。

「リンカーン」
 とにかく有名なあの石像から抜け出てきたようなダニエル・デイ=ルイスが見てみたかった!そしてロバート・リンカーン役のジョゼフ・ゴードン=レヴィットも!
(主演作品50/50フィフティ・フィフティもかなりオススメです!)

終戦のエンペラー
まずは奈良橋陽子さんがプロデューサーだったので必見!
(代表作「ラスト サムライ」「SAYURI」等)豪華なキャスティングが生きる歴史サスペンス。歴史大好きな私にとっては、たまらない作品です。

マジック・マイク
 まさにエンターテインメント!
もちろん映画としてのストーリーも面白いけれど、何と言っても出演者たちのキレッキレのダンスは見ごたえあり!通常の鑑賞料金では申し訳ないくらいに楽しませて頂いた作品です!

42ー世界を変えた男ー
私の中で今年ナンバーワンの映画!
CMで「4月15日。その日、大リーグではグラウンドにいる全員が背番号「42」をつける。どのチームの、どの選手も。敵も、味方も、関係なく。「42」-それは、大リーグで唯一の、全球団共通の永久欠番。」こんなCM流れていたら観たくなります・・・。特に野球に興味があるわけではありませんがきっと素晴らしいストーリーがあるに違いないと期待大でした!そして、期待の何倍もの感動を頂きました!台詞「やりかえさない強さを持て!」が忘れられず心に染みています。

キャプテン・フィリップス
問答無用で名作です!
2009年ソマリア沖で起きたマークス・アラバマ号襲撃事件の映画化。事件そのものについてはもちろん、そこに至るまでの社会的背景が切なさを深めました。2時間超えを感じさせない迫力、緊張感。平凡な印象のトム・ハンクスが演じることでリアル感が増していました!

残り少ない12月ですが、まだまだ観たい映画が盛りだくさん・・・。
今週末から公開予定の「永遠の0」は絶対に外せません!

michiko

2013年12月10日火曜日

ミチコの部屋 vol.3

ようこそ、ミチコの部屋へ

 ミチコの部屋第3弾となる今回は、3人の翻訳者たちがいよいよ卵の殻を破り歩き出します!翻訳学校を出たものの、その後、生活の糧となるまで映像翻訳業を続けられる人はずいぶんと少ないようです。

 卒業後、歩き出した翻訳者たちにお仕事はコンスタントに来るものでしょうか?

Izumi: コンスタントに…というより、3年くらいは来た仕事を断らず、がむしゃらに仕事をしましたね。おかげで翻訳作業が早くなり、自分の限界も見えてきました。その後、いいペースができてきたところで2人目を出産。付き合いが途絶えてしまったクライアントさんもありましたが、ようやくまた新たな関係ができてきました。私は1話で完結する長尺作品が多く、ひと山越えるとポカ~ンと空白期間ができてしまうこともあり、いまだにコンスタントに仕事が来ている感覚はありません。正直、焦りはありますが、目の前の仕事を丁寧にこなしていくしかないと腹をくくってやっています。

Emi: 学校を卒業して少し経った頃から、週1本くらいのペースでお仕事を頂けていたと思います。が、短くて安いものばかりでしたので、1人暮らしということもあり、それだけでは生活できないレベルでした。当初は派遣でも働いていたのでよかったのですが、その後翻訳会社でのバイトに切り替えると一気に苦しくなりました。1時間半かけて自転車通勤したりもしましたね。給料日前日に手持ちが数百円になった時は焦りました。今となってはいい思い出です(笑)

Yoko: いざ始めてみると、仕事はわりとコンスタントに来ていました。ただ、1案件にかかる時間が
今の数倍だったので、コンスタントに感じていただけかもしれませんね~。最初の頃は自分の作業ペースがつかめず、出だしに時間をかけすぎて、途中から大パニック!家族に買ってきてもらったゼリータイプの栄養食品を口からぶら下げ、トイレもお風呂も我慢してパソコンの前に座り続けてギリギリ納品にこぎ着けたこともありました。

 今回の記事を書くに当たり、3人に「新人の頃に苦労したエピソードを教えて!」と、聞いてみたところ「んーーーーっ」「貧乏くらいかなぁ~」「そうだね、貧乏くらいだね・・・」という返答。記憶を掘り起こさせて聞き出したのが今回の記事です。彼女たちは、本当にそれほど苦労をしてこなかったのでしょうか?!辛かったのは経済的なことだけだったのでしょうか?!

 私の知る限り翻訳者たちは日々、言葉と格闘し、調べものや納期と戦いチェックバックの恐怖に打ち勝って仕事を続けているように感じます。しかし、彼女たちはそんな苦労を「苦労」と感じない精神力を持っているからこそ、10年以上も翻訳者として活躍しているのでしょうね。


【ミチコの豆知識】
チェックバックとは納品した字幕原稿をエージェント(または制作会社の担当者)が細かく見て、訳抜け・誤訳・誤字脱字などがないかチェックし、翻訳者へ質問事項と合わせて送り返すもの。
翻訳者はこれをもとに修正箇所を確認し、再度納品。その後、エージェントからクライアントへ原稿が納品され、そこでさらにクライアントチェックが入ります。
長尺とはおおよそ1時間以上の映像素材のことをいいます。