2014年1月28日火曜日

翻訳事典2015年版

待望の『翻訳事典2015年版』が出ました!

 毎回、翻訳者にとって有益な情報が満載の翻訳事典ですが、今回は映像翻訳に関する記事がドドーンと5ページに渡ってたっぷりと!何を隠そう、izumi と yoko が書かせていただきました。

 映像翻訳者になるために必要なスキルや仕事の流れ、収入やデビューまでの道のりなど、さまざまな情報を知ることができますので、機会がありましたらぜひ読んでくださいね!

 うれしいことに記事の中で私たち、Tri-logue のことも少しだけご紹介いただきました♬ そしてJATENTまでも!さらにさらに、スター・ウォーズ愛で有名な勉強会仲間のHさんも~。




 以前、このブログで深井裕美子さんの調べ物100分勝負というセミナーをご紹介しました。『翻訳事典2015』には、その深井裕美子さんの「プロの調べ物術教えます」という記事もあります。効率的な調べ物の進め方、辞書の使い方など、実践的なアドバイスがたっぷりです。セミナーに参加されなかった方、調べ物にいまいち自信の持てない方、必見ですよ! yoko

2014年1月20日月曜日

テロップのこと

 新年明けて早くも月半ばを過ぎました!
なんだか今年も慌ただしく日々が過ぎていきそうな予感がしているTri-logueの面々ですが、今年最初の活動は初詣と景気づけの火鍋を囲むこと!

 というわけで先日、商売繁盛や開運招福のご利益を授かりに神田明神へお参りに行ってきました。何を祈願したのかはナイショにしておきますが、かなり真剣に手を合わせてきましたよ!

 さて、今回はテロップ(文字情報)についてお話しします。字幕に限らず、吹き替え版でも画面上に日本語のテロップが出ることがありますね。これは主に映像に出てくる地名や年号などの文字情報を訳したものです。でも映像の中に原語の文字情報が出ていないのに日本語のテロップが表示されることもたまにありますよね。これは、誰がどうやって決めて出しているのでしょうか。

 実はほとんどの場合、テロップを出すかどうかは翻訳者の裁量で判断します。では、どういった場合に出すかというと、物語に関係があると思われる標識や看板、店や建物の名前や表札などです。たとえば病院のシーンで登場人物が“診察室”に入るのか“処置室”に入るのかで、展開の予想はだいぶ違ってくると思います。意外な人物が実はスパイだった!などという驚きの展開も、テロップがなければ伝わらないかもしれません。英語を読める人には分かるのに、読めないと分からないとなると、与えられた情報に差が生じますよね。これでは困っちゃいます。観客や視聴者に物語をまんべんなく理解してもらうために、必要と思われる情報を日本語のテロップにして補足する。これも映像翻訳者にとって重要な作業のひとつなのです。

次に洋画や海外ドラマを見るときは、ぜひテロップにも注目してみてくださいね! yoko

2014年1月11日土曜日



 あけましておめでとうございます

 emiです。あっという間に、1月も10日が過ぎてしまいました…。というわけでご挨拶が遅れましたが、今年もこのTri-logue、映像翻訳に関する情報をいろいろと発信して参りたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます!

 さて、今回のお題は「勉強会」です。私は十数年前、翻訳学校に通っていた頃にクラスメートたちと共に勉強会を立ち上げました。私にとってはなくてはならない存在です。翻訳をしていると(私の場合)ほぼ毎回、何かしら分からないことが出てきます。そんな時はもちろん何度も見直し、調べまくります。1つの単語に数時間かけることもざら。数時間かかっても調べがつけばいいのですが、問題は調べがつかない時です。当然、「分かりませんでした」では済みません。そんな時、最も頼れるのがこの勉強会です。現在メンバーは十数名。これだけいると、投げかけた質問に誰かしら答えてくれます。しかもみんな、超親切!知らないことも調べてくれたりして、もう何度助けてもらったか分かりません。本当に、この勉強会がなかったら今の私はいないと思うほど、私にとっては命綱です。在宅翻訳は孤独な作業ですが、この横のつながりのおかげで精神的にもかなり助けられています。

 では私たちが実際にどのように活動しているのかを簡単にご紹介しましょう。開催は月に1度。卒業した翻訳学校にておこなっています。(何とも太っ腹な学校で、修了生にも無料で教室を貸してくれるのです!)毎月1人ずつ順番に講師役を務めます。その講師役が自由裁量で素材を用意し(好きな映画でもテレビ番組の録画でも何でもOK)、ほかのメンバーがその場で字幕用に訳します。目安は映像約1分、字幕にして20枚程度。これを数十分で作り、ホワイトボードに自分の訳を書き込んだら、他の人の訳と比較して「あの訳はいい」だの「あそこの解釈はちょっと変」だの言い合います。ここで遠慮は禁物。同業者なので間違いを指摘されたら普通に凹むし、逆に褒められたら最高に嬉しい。とにかく思ったことを言い合ってなんぼの勉強会です。こうしてガッツリお勉強したあとは、お茶をしながら情報交換。まったく関係のない話ももちろんしますが、やはり同業者、自然と仕事の話が多くなります。この時間も教室での勉強と同じくらい(あるいはもっと?)貴重です。愚痴を聞いてもらってスッキリするもよし、悩みを相談するもよし。みんな、本当に出し惜しみをせず、知識を共有してくれます。

 SNSのおかげで横のつながりは以前よりも作りやすくなりましたよね。どんな方法でも作っておくべきだと個人的には強く思います。今、翻訳学校に通われている方々は同じクラスの仲間と是非立ち上げてみてください。きっとかけがえのないものになるはずです! emi