2015年12月30日水曜日

2015年 年末のご挨拶

2015年も残すところわずかとなりました!
今年もトリログメンバーにとって充実の日々があっという間に過ぎていった気がします。それぞれにサクッと振り返ってみました♪

Michiko:
 今年も、とっても有意義でした!
1年を振り返ると、年々過ぎて行く速度が速くなっている気がします。特に今年は私事ではありますが反抗期真っ只中の娘と息子に振り回されっぱなしでした。そんな中で、好きなことが仕事であることの幸せを実感した1年でした。もちろん生活のために仕事をしていますが、私はその仕事が大好きな事です。
 仕事上毎日、映画やドラマを見ますがそれでもまだ洗い物をしている時や入浴中、寝る前に
1日に何本もの映画やドラマを見ます。この1年、何とか乗り切れたのは大好きな仕事があったからかも…と、思わずにいられません。この仕事に巡り合えたことに感謝!周りの方々に支えてもらった「ありがとう」の1年でした。来年も更に飛躍した一年になるよう頑張ります。


Izumi:
 2015年はプライベートで北海道と行き来する機会が多く、PCとネット環境があれば、どこでもできる仕事でよかったとつくづく感じました。
仕事の幅が広がった年でもあり、今までより一段上のレベルを求められていると痛感しています。力不足を補おうと必死にがんばった年でした。
また、「翻訳百景」のイベントでブログの読者にお会いすることができ、感激しました!
2016年は「頼れる翻訳者」を目指します♪


Emi:
 2015年は字幕と吹替をバランスよくできて充実した年でした。今は作業中の“ガッツ案件”で頭がいっぱいですが、この先には大きく成長した自分がいると信じて頑張っています。プライベートでは、文字どおり重い腰を上げてスポーツを始めました。今後も継続して、仕事のつらさからスイーツに逃げても大丈夫な体にしたいと思います!2016年もこうやって一歩ずつ成長していきたいです。目指せ「(視聴者にも取引先にも)愛される翻訳者」!


Yoko:
 2015年は、秋に家族が増えるという年初には思いもよらなかったハッピーサプライズがありました♪ 相変わらず多忙な日々で仕事面もプライベートもちょっと充実しすぎた年だったかな。
来年は生活に少しゆとりを持たせ、仕事は“ガツガツ”から“じっくり”に変え、より質を高める努力をしていきたいと思っています。2016年は「任せて安心の翻訳者」を目指します!



この1年、お世話になった方々、ブログを読んでくださっている皆さま、本当にありがとうございました。2016年が皆さまにとってすばらしい年となりますように。

よいお年を♪♪♪♪

2015年12月14日月曜日

私の過渡期

 先日、JTF翻訳祭の『曲がり角を抜けて、ベテランへ』というパネルディスカッションでパネリストとして登壇しました。私はいま翻訳者人生15年目の中堅といったところ。議題のとおり、中堅の曲がり角を抜けて、なんとかベテランへの大きすぎるステップを這い上がろうともがいているところです。翻訳祭ではレベルアップに必要な「時給アップ」や「スピードアップ」のための実践的なアドバイスのほか、客観的に自分のレベルをとらえることの大切さなどについて、それぞれのパネリストが質問に答える形でお話ししました。

 2015年は私にとっては過渡期と言える年でした。結論を先に言うと、取引先がかなり入れ替わり、報酬は平均的にアップしました。これはとてもありがたいことで、単純に言えばレベルアップに成功したわけです。ですが実際のところは、これまで安定していた受注量がバラついてなんとも落ち着かない状況が続く苦しい時でもありました。

 新しい会社との取引を求めて営業活動をするには体力が必要ですよね。営業してもその日に仕事がもらえるわけではないし、いざお仕事の打診をいただいたら、よほどのことがないかぎり断りたくありません。そのために、ある程度余裕を持たせたスケジュールで連絡待ちをしたいのですが、そううまくいくわけもなく…。だからといって、無理に仕事を詰め込んでしまうと100%の力が出せなかったり、品質にバラつきが出てしまったり…で結果、後悔したことも正直ありました(泣)
この反省はレベルアップのための痛い経験として私の心に深く刻まれています。

 もちろん、いい経験もできました。仲間から新しい会社を紹介してもらえたり、すばらしい担当者と出会って今まで以上に「一緒に作品を作っている」という思いが深まったり、ストレートに褒めていただいたり…こういった経験は直接やる気につながりますね。

 セミナー直前まで修羅場が続いて苦労もありましたが、登壇してあらためて日々の翻訳生活を振り返り、まだまだできる努力があると実感しました。スケジュールが安定するまではもう少し時間がかかりそうなので、今後は空いた時間には体力を温存し、書きためたきた訳語メモを見やすくまとめてみたり、読みかけの参考資料を積ん読リストから外していこうと思います。

まだまだ今年は終わってないけれど、来年がどんな年になるか…楽しみ♪ yoko

2015年11月16日月曜日

訳の比較



こんにちは秋生まれ、秋大好きemiです。

この仕事を始めて約15年。いまだに勉強不足を痛感する毎日です。
さて、ひとくちに勉強と言ってもいろいろありますが、他の翻訳者の訳を見るのもその1つですよね。それ以上に勉強になるのが自分の訳と他人の訳を比較することだと思います。先日頂いたお仕事は、すでにDVDが発売されている作品で、テレビ放送用に新たに字幕を付け直すというものでした。そういう場合、翻訳前にそのDVDを見ると、手っ取り早くストーリーを把握できるのはいいかもしれませんが、どうしてもその訳に引きずられてしまうので、私は見ません。でもこの時は、納品後に配信サイトで偶然その作品を見つけたので、見てみました。(この段階で誤訳が見つかると大変なのでドキドキしました・笑)これがすっごく面白かったです。ちょっとひねったつもりの訳が同じだったり、逆にストレートに訳したつもりのものが違ったり。自分では思いつかなかった言葉がうまくはまっていて、くーっとうなるところもありました。私は勉強会に属しているので、人の訳と比較する機会はあるのですが、やはり仕事の時とは本気度が違います。本気で訳したものをまるまる1本比較する、これが面白いんですね。プライベートで勉強のためにそれができればいいんですが、そこまではなかなか…。なので、今後もこういう機会があればやってみようと思います。

そしてこちらは吹替の勉強のために購入した、「吹替の帝王」シリーズ!

 テレビ朝日「日曜洋画劇場」版、フジテレビ「ゴールデン洋画劇場」版、BD・DVD版という、日本語音声3種を収録したコンプリートボックスです。3種を比べられるなんてすごいですよね。しかも台本付き。実は見つけて即買いしたのですが、いまだ見ておらず…。近々見ようと思います。勉強の秋だっ!emi


2015年9月30日水曜日

バカンスと仕事のバランス♪

秋ですね。す~~~っかり間が開いてしまいましたが、トリログは健在です!分裂してません!(念のため。)

最近、なかなか集まれないトリログですが、LINEではほぼ毎日のように盛り上がっています。で、この前話題になったのが、バカンス中に仕事をするかどうかという話。トリログメンバーは全員「する派」でした!厳密に言うと、「そりゃしたくないけど、バカンスを我慢するくらいなら旅先で仕事する派」(笑)。
仕事がなきゃそれでいいのですが、手元に仕事がある場合はたいていPCを持参します。私の場合、仕事が終わらない不安感より、遊びほうけて戻った後に、頭を仕事モードにするまで時間がかかるというのが一番の理由。じゃあ、何日なら仕事しなくてもスムーズに復帰できるかというと、3~4日くらいでしょうか。1週間空くと仕事の立ち上がりがもたつきます。スポッティング担当のmichikoの場合、1日空くと指がなまるとか。さすがスポ職人です!

実はこの仕事を始めた頃、フランス映画の字幕翻訳の手伝いをさせていただいた先輩から、言われたことがあります。それは「数日間、集中して訳すより、コンスタントに毎日訳すようにしたほうがいい」ということ。その時は、ただ「そういうものか」と思って心がけるようにしましたが、今はその理由が分かる気がします。長男がサッカーをやってた時に、コーチから「週1~2回の練習じゃ頭がサッカー脳にならない」と言われたことがあり、翻訳も同じじゃないかと思ったのです。少しずつでも(ほぼ)毎日訳すことで、頭を「翻訳脳」にする。そうすると、日常的に触れるものが翻訳に結びついて刺激になり、自分の訳に敏感になるんじゃないか…。ちょっと大げさですが、そんな風に考えています。

もちろん、まったく訳さない日もよくあるし、2~3日の旅行ならPCなしで行きたい。何もかも忘れてパ~ッと遊んだほうが、その後効率よく仕事できる場合もある。でも、翻訳脳はキープしておきたい!というわけで、コンスタントに仕事をいただければうれしいです♪ izumi

2015年8月20日木曜日

プロの仕事



こんにちは♪ようやく少し涼しくなってきて嬉しい限りのemiです。
しかし夏の疲れが取れない…。
さて先日、吹替を担当したドラマシリーズの収録が無事終了しました。
いろいろありましたが、特に印象に残ったことがあります。それは、ある声優さんのお話。最終話でその方の演じる人物が絶叫しまくるシーンがあり、それを見ていた私はふと、家で練習する時はどうしてるんだろう?と思いました。あまりにもすさまじい絶叫で、自宅で練習していたら窓をすべて閉めていても近所の人に通報されるレベルなんじゃないか、と思ったんです。その後、打ち上げでご本人とお話しする機会があったので、そのことを尋ねてみました。すると、「あれを練習したら喉が潰れて本番でできなくなると思ったから、練習は頭の中だけでしておいた」とのことでした。つまりぶっつけ本番。あえて練習せず気持ちを高めたそうです。「演出家さんが一発OKにしてくださってよかった、もうできなかった」とおっしゃっていましたが、たぶん演出家さんも、その気迫を感じ取り、これは二度とできないと瞬時に理解されたんでしょう。もちろん、一発OKになるほどのすばらしい出来だったからなのですが、ぶっつけ本番であれをやってのける役者魂とそこまでちゃんと理解する演出家さんのすばらしさに鳥肌が立ちました。まさにプロの仕事です。
本作は全8話で、しかも私が担当したのは半分だったのであっという間でしたが、ドラマの内容もキャストもスタッフもすばらしくて、携われて本当に幸せでした。ペアを組んだ翻訳者さんからも作品に取り組む姿勢等、学ぶことが多くて、とてもいい経験になりました。
こちらのタイトルは「ブロードチャーチ~殺意の町」。11月にDVDが発売される予定です。イギリスで34.2%という脅威の視聴率をたたき出したサスペンスドラマ。すでに某局で放送済みですが、DVD版は声優陣も翻訳もすべて異なります。まだ少し先ですが、レンタル店に並んだら是非ご覧ください♪ emi


2015年8月14日金曜日

夏のお勧め映画♪

すっかりご無沙汰しています。izumiです。在宅ワーカーの強敵、子供の長期休みとの闘いに疲れ、暑さにやられていました。(北海道でしっかり夏も満喫しましたよ~。これはノマドワーカーの特権!)まだまだ闘いは続くので、今回は宣伝のみで失礼します。

年末年始に涙目で訳したドキュメンタリー2本が、この夏公開されています。どちらも見応えがあり、ドキュメンタリーを見慣れない方でも引き込まれること間違いなし!猛暑から逃れるのにも最適なので、ぜひご覧ください♪

「ルック・オブ・サイレンス」
話題を呼んだ大ヒット作「アクト・オブ・キリング」の続編。前作はインドネシアの大虐殺の実態を加害者側から描きましたが、今回は被害者が加害者に「なぜ殺したのか」と問いかけます。兄を殺された青年の冷静さとまともさが、胸に迫る作品です。映画評論家の町山智浩さんにも絶賛されました。こちらを見てから「アクト~」を見るのもお勧め。
http://www.los-movie.com/

「セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター」
日本にもファンが多い写真家サルガドを、友人であるヴィム・ヴェンダースが描いた大作。サルガドの写真がふんだんに使われ、スクリーンで見ると圧倒されます。彼の哲学的な信念、生き方、夫や父親としての素顔を余すことなく伝える一作です。ぴあの満足度ランキングで2位を獲得しました!
http://salgado-movie.com/

そして8月22日公開がこちら。「ムカデ人間3」!
シリーズ完結編!祭りだよ!全員集合!…以上(笑)!
http://movie.walkerplus.com/mv58287/

放送中のドラマもぜひ♪
「マスケティアーズ/三銃士」シーズン1&2(Huluにて配信中)
BBC制作のイケメン三銃士&ダルタニアンの物語。悪役も魅力的です!
http://www.hulu.jp/the-musketeers

「荒野のピンカートン探偵社」シーズン1(WOWOWにて放送中)
アメリカ初の女性探偵が西部の無法地帯で活躍するミステリー。
http://www.wowow.co.jp/drama/pk/

まだまだ残暑が続きますが、楽しく夏を乗り切りましょう♪(izumi)

2015年6月28日日曜日

仕事の種をまく

こんにちは。izumiです。梅雨ですね~。湿気は苦手だけど、天気が悪いとあきらめもついて仕事がはかどります♪
さて、先日のミニイベントで仕事の広げ方について質問が多かったので、改めてわが身を振り返ってみました。最初の2~3年は、とにかく手当たり次第に仕事をしました。ところが、ペースもつかめて仕事に慣れてきた7~8年目のころ、パタッと仕事がなくなったのです。レギュラーの音楽番組は細々と続いていましたが、新規が来ない!それまで翻訳学校や知人の紹介で順調に仕事をもらっていた私は、かなり焦りました。

そこで、まず私がしたのは「仕事がない!」と騒ぐこと。同業異業に関わらず、友人知人に「仕事があれば紹介して」と声をかけまくりました。音楽のPVや文書翻訳など、いつもと違う種類の仕事をいくつかもらい、ライターも再開しました。
次に、翻訳者の紹介サイト「翻訳者ディレクトリ」を見て、条件の合いそうな仕事に応募しました。某映画祭の公式サイトの翻訳をもらい、その後も同じ会社からいくつか仕事をいただきました。
それから、同じ映像翻訳の仕事をしている人のブログを探して読みました。そこで初めて、クライアントに挨拶に行くという技(?)を知ったのです。早速、7年間会ったことのなかった音楽番組の担当者に挨拶に行きましたよ~!(その後、挨拶に行くときは手土産を持って行くという技も覚えました。)挨拶直後に担当者が辞めるというオチはつきましたが、会った時はちょっとした感動でした。
トライアルも受けましたが、合格しても料金が折り合わず、仕事にはつながりませんでした。

そんなこんなで映像翻訳の仕事が順調に来るようになったのが半年後。長い半年でした!結局、その間に新規開拓した仕事よりも、馴染みのクライアントさんから再び依頼が来るようになったことが大きかったです。仕事が途絶えた原因を振り返って考えると、自分の怠慢が招いたのだと思います。きつい仕事は断る、クライアントさんとのコミュニケーションが少ない、現状で満足して新しい分野に手を出さない…。
この半年間の教訓は、仕事の種はすぐに芽が出ないということ。仕事が止まってから慌てても遅く、早めに種をまいておくことが大事なのです。

というわけで、今では仕事が途切れそうになるとクライアントさんにメールしたり、時間が空くと挨拶に行ったり(手土産も持って!)しています。SNSでの情報交換や、セミナーに参加するのも種まきのひとつ。仕事はどこから転がってくるか分からないし、芽がいつ出るか分からない。そう肝に銘じて、せっせと種をまく日々が続きます。

2015年6月5日金曜日

翻訳料アップの交渉術



こんにちは。木々の緑が気持ちいい季節ですね!emiです。
改めまして先日の翻訳百景ミニイベントに足を運んでくださった方々、ありがとうございました!今日はあの時にお話ししそびれたことについて書きたいと思います。

ズバリ、翻訳料の交渉についてです。
結論から言うと、「交渉はすべき」です。まあそりゃそうでしょ、という声が聞こえてきそうですが(笑)経験談を交えてお話ししていきます。
以前、友人から継続的なお仕事を紹介してもらったのですが、当初ご提示いただいた翻訳料がかなり低いものだったので、こちらの希望額と「一度、納品原稿を見てから決めてくださっても構わない」との旨を先方にお伝えしました。経験の多いジャンルだったので、多少の自信もあり強気に出たわけですが、後日、「この質なら」ということで了承を頂きました。
もう1つは、翻訳者ディレクトリ(翻訳者用の掲示板サイト)を見てお問い合わせを頂いた時のことです。ご提示の額と私の希望額にかなりの開きがあったので、ダメかなと思いつつも希望を伝えてみました。すると驚いたことに、それが通ったんです。「高めの料金設定は質の表れだと思いますので…」というプレッシャーも受けましたが(笑)。でもそれ以降、その額でコンスタントにお仕事をくれるようになりました。嬉しい限りです。(ちなみにそんなに「高め」ではありません)
このような例もありますので、自分の通常料金よりずっと安い額を提示された場合も、ハナからダメだと思わずに希望額を言ってみるといいと思います。「吹っかけろ」と言っているのではありません。自分が適正だと思う額を言うだけです。こう言ってはナンですが、新しい会社と取り引きするのに、今までより安い翻訳料で受けるメリットはあまりないと思います。未経験のジャンルをやらせてもらえるというなら別かもしれません。でも、すでに関係が築けていて、お仕事しやすい会社があるのに、あえて別の会社と取り引きするのですから、本当なら翻訳料はアップさせたいところです。先述のイベントでも、新しい会社に移るしか翻訳料は上がらないという話が出ましたが、現状よりも少し高めで了承して頂くのが翻訳料アップのコツでしょう。(と偉そうに言いつつ、私も勇気がなくて現状の額をつい言ってしまうわけですが…。)翻訳料を徐々に上げてくれる会社も中にはあるようですが、登録後に翻訳料が上がるケースは稀だと思います。(案件によって予算が違うため多少変わることはあります)とにかく、最初の交渉が肝心です。「ここで高めに言ったら仕事を逃しそう」という不安もありますが、先のことまで見据えて、メリットがある選択をしたいものです。安い額で請けて業界全体の価格を下げ、結果、自分の首を絞めることだけは避けたいと思います。以上、「翻訳料が上がらないかな~♪」と日々考えているemiでした(笑)

2015年5月29日金曜日

翻訳百景ミニイベント終了♪

5月27日に翻訳百景ミニイベントで、トリログとして初トークセミナーを開催しました。なんとびっくり70人近くも集まってくださり、映像翻訳への関心の高さが伝わりました。
セミナーは参加者の皆さんから事前にいただいた質問に答える形で、デビューからの道のりや実際の作業のやり方、映像翻訳業界でこれから求められるスキルまで、かなり深い話をざっくばらんにお話しました。参加者の方からは具体的な話が聞けてよかったとお褒めいただきましたよ♪イベントの様子は越前さんが詳しく書いてくださっています。

さて、セミナーの中でチラッと話に出た『使えるサイト』ですが、ここでご紹介しますね。

翻訳訳語辞典
実際に翻訳で使われた訳語を山岡洋一さんが著編集された辞典です。単語の意味は分かるけど、いい訳語が思いつかない!なんて時に重宝します。

小納言
日本語コーパス。書籍や新聞記事から用例を検索できるので、とても便利です。てにをは事典で調べきれない日本語表現の確認に使っています。

Urban Dictionary
英語の最新流行語などが投稿されています。まるっきり信じるのは危険ですが、聞きなれない表現に当たった時に調べてみるとヒントになります。

今回はトリログのメンバーと一緒ということでかなり心強かったです。三者三様の意見をたくさんお伝えできたことで、1人でも多くの方の参考になればいいなぁと願っています。これからも機会があればまた3人の話を聞きにきてくださいね。今後もブログを応援していただけるとうれしいです♪ yoko

皆様、ご多忙な中お越しくださって本当にありがとうございました!いろいろ反省点はありますが、無事終えられてホッとしています。私自身、改めて仲間の話を聞いて頑張ろうと意欲が湧きました。いい機会を与えて頂き感謝しています。今後も映像翻訳業界の発展に少しでも力になれれば幸いです。emi

質問に答えるので精いっぱいで、反省点は多々あります。監修の話は越前さんの経験(『ダ・ヴィンチ・コード』の映画版などの監修)もお聞きしたかった!参加者の皆様には、私たちのつたない話を真剣に聞いていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。私自身、フリーになってからの15年を振り返る機会になりました。こぼれた質問には、ブログで答えていきたいと思います。越前さんはじめ開催にご尽力いただいた方々、参加者の方々、ありがとうございました。izumi

2015年5月18日月曜日

字幕について語るときに我々の語ること

izumiです。ようやく「バードマン」見ました!面白かった~!実は、小難しいアート系かなとちょっと身構えて行ったのですが、下世話で遊び心満載のダークコメディで大笑いしました。話題の超ロングショットはとにかく圧巻!どうやって撮ったのか不思議です。音楽も抜群にセンスいい!どこまでが現実でどこまでが虚構なのか?「あれ、もしかしてあの時は…?」とあとから気になって、何度か見直しちゃいそうです。

で、気になる字幕ですが、これ、全編ほぼしゃべりっぱなし!しかも、ハリウッドやブロードウェイの小ネタから、劇中劇のレイモンド・カーヴァーの引用(『What we talk about when we talk about love(愛について語るときに我々の語ること)』は読んでおいたほうが楽しめます)、マシンガントークの会話に独白と、どう見ても翻訳者泣かせ。俳優の実名もポンポン出るし、とても字幕に入りません。しかも見方によっていろんな解釈のできる内容なので、解釈の余地を残して訳したい。どないせいっちゅーねん!とキレたくなるレベルです。

たぶん、こういう作品って、どう訳しても異論は出ると思うのです。じゃあ、どうする?と考えた時、翻訳者は自分の解釈を頼りに訳すしかない。「作品が伝えたいこと」を軸に、訳がブレないようにする。この“ブレない”いうのがすごく大事だな~と最近つくづく思います。翻訳者がブレると、訳を頼りにしている視聴者は迷子になる。だからと言って、視聴者を誘導するような訳は避けたいし、誤った解釈のまま訳したら取り返しがつかない。私も訳に迷うことは、しょっちゅうあります。そんな時に軸がしっかりないと、ブレてしまうのです。

「バードマン」の字幕を手がけたのは、ヒューマンドラマに定評のある稲田嵯裕里さん。字幕の流れがすばらしく、とても勉強になりました。DVDには吹替版も収録されるようなので、こちらも楽しみ!吹替翻訳者さんも、悶絶しながら訳したのでは?今回は字幕についてあれこれ考えながら見たので、次は映像に集中して見ます。未見の方、まずは劇場で体感すべし♪

5月27日の翻訳百景のミニイベント、残席わずかです。迷っている方はお早めに!

2015年5月1日金曜日

ミニイベントやります!



あっ!という間に5月です。皆様、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。
さて、改めて告知です。『ダ・ヴィンチ・コード』などでおなじみの文芸翻訳家、越前敏弥さん主催「翻訳百景」のミニイベントまで、1ヵ月を切りました。トリログのizumiyokoemi3人が映像翻訳について話します。

日時:5月27日(水)午後7時~8時45
場所:表参道駅・渋谷駅近くのセミナールーム(詳細は申し込み後にお知らせ)
内容:
・それぞれ、どのようにデビューしたか、どのように仕事を広げていったか。
・どうやって翻訳料を上げるか。交渉の体験談。
・どこまで意訳するか、について。(字幕と吹替えの違いを絡めて)
・各自の作業の流れ、ペース配分の仕方
・その他、ご質問いただいた件について

映像翻訳者を目指している方、バリバリの現役翻訳者の方から「映像翻訳って何?」という方まで、皆様に楽しんでいただける会にしたいと思っています。参加ご希望の方は、越前さんのサイト(こちら)よりお申し込みください。3人への質問も受け付けています。申し込み時に質問し損ねた方は、当ブログにコメントしてください。お待ちしています!