2015年5月29日金曜日

翻訳百景ミニイベント終了♪

5月27日に翻訳百景ミニイベントで、トリログとして初トークセミナーを開催しました。なんとびっくり70人近くも集まってくださり、映像翻訳への関心の高さが伝わりました。
セミナーは参加者の皆さんから事前にいただいた質問に答える形で、デビューからの道のりや実際の作業のやり方、映像翻訳業界でこれから求められるスキルまで、かなり深い話をざっくばらんにお話しました。参加者の方からは具体的な話が聞けてよかったとお褒めいただきましたよ♪イベントの様子は越前さんが詳しく書いてくださっています。

さて、セミナーの中でチラッと話に出た『使えるサイト』ですが、ここでご紹介しますね。

翻訳訳語辞典
実際に翻訳で使われた訳語を山岡洋一さんが著編集された辞典です。単語の意味は分かるけど、いい訳語が思いつかない!なんて時に重宝します。

小納言
日本語コーパス。書籍や新聞記事から用例を検索できるので、とても便利です。てにをは事典で調べきれない日本語表現の確認に使っています。

Urban Dictionary
英語の最新流行語などが投稿されています。まるっきり信じるのは危険ですが、聞きなれない表現に当たった時に調べてみるとヒントになります。

今回はトリログのメンバーと一緒ということでかなり心強かったです。三者三様の意見をたくさんお伝えできたことで、1人でも多くの方の参考になればいいなぁと願っています。これからも機会があればまた3人の話を聞きにきてくださいね。今後もブログを応援していただけるとうれしいです♪ yoko

皆様、ご多忙な中お越しくださって本当にありがとうございました!いろいろ反省点はありますが、無事終えられてホッとしています。私自身、改めて仲間の話を聞いて頑張ろうと意欲が湧きました。いい機会を与えて頂き感謝しています。今後も映像翻訳業界の発展に少しでも力になれれば幸いです。emi

質問に答えるので精いっぱいで、反省点は多々あります。監修の話は越前さんの経験(『ダ・ヴィンチ・コード』の映画版などの監修)もお聞きしたかった!参加者の皆様には、私たちのつたない話を真剣に聞いていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。私自身、フリーになってからの15年を振り返る機会になりました。こぼれた質問には、ブログで答えていきたいと思います。越前さんはじめ開催にご尽力いただいた方々、参加者の方々、ありがとうございました。izumi

2015年5月18日月曜日

字幕について語るときに我々の語ること

izumiです。ようやく「バードマン」見ました!面白かった~!実は、小難しいアート系かなとちょっと身構えて行ったのですが、下世話で遊び心満載のダークコメディで大笑いしました。話題の超ロングショットはとにかく圧巻!どうやって撮ったのか不思議です。音楽も抜群にセンスいい!どこまでが現実でどこまでが虚構なのか?「あれ、もしかしてあの時は…?」とあとから気になって、何度か見直しちゃいそうです。

で、気になる字幕ですが、これ、全編ほぼしゃべりっぱなし!しかも、ハリウッドやブロードウェイの小ネタから、劇中劇のレイモンド・カーヴァーの引用(『What we talk about when we talk about love(愛について語るときに我々の語ること)』は読んでおいたほうが楽しめます)、マシンガントークの会話に独白と、どう見ても翻訳者泣かせ。俳優の実名もポンポン出るし、とても字幕に入りません。しかも見方によっていろんな解釈のできる内容なので、解釈の余地を残して訳したい。どないせいっちゅーねん!とキレたくなるレベルです。

たぶん、こういう作品って、どう訳しても異論は出ると思うのです。じゃあ、どうする?と考えた時、翻訳者は自分の解釈を頼りに訳すしかない。「作品が伝えたいこと」を軸に、訳がブレないようにする。この“ブレない”いうのがすごく大事だな~と最近つくづく思います。翻訳者がブレると、訳を頼りにしている視聴者は迷子になる。だからと言って、視聴者を誘導するような訳は避けたいし、誤った解釈のまま訳したら取り返しがつかない。私も訳に迷うことは、しょっちゅうあります。そんな時に軸がしっかりないと、ブレてしまうのです。

「バードマン」の字幕を手がけたのは、ヒューマンドラマに定評のある稲田嵯裕里さん。字幕の流れがすばらしく、とても勉強になりました。DVDには吹替版も収録されるようなので、こちらも楽しみ!吹替翻訳者さんも、悶絶しながら訳したのでは?今回は字幕についてあれこれ考えながら見たので、次は映像に集中して見ます。未見の方、まずは劇場で体感すべし♪

5月27日の翻訳百景のミニイベント、残席わずかです。迷っている方はお早めに!

2015年5月1日金曜日

ミニイベントやります!



あっ!という間に5月です。皆様、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。
さて、改めて告知です。『ダ・ヴィンチ・コード』などでおなじみの文芸翻訳家、越前敏弥さん主催「翻訳百景」のミニイベントまで、1ヵ月を切りました。トリログのizumiyokoemi3人が映像翻訳について話します。

日時:5月27日(水)午後7時~8時45
場所:表参道駅・渋谷駅近くのセミナールーム(詳細は申し込み後にお知らせ)
内容:
・それぞれ、どのようにデビューしたか、どのように仕事を広げていったか。
・どうやって翻訳料を上げるか。交渉の体験談。
・どこまで意訳するか、について。(字幕と吹替えの違いを絡めて)
・各自の作業の流れ、ペース配分の仕方
・その他、ご質問いただいた件について

映像翻訳者を目指している方、バリバリの現役翻訳者の方から「映像翻訳って何?」という方まで、皆様に楽しんでいただける会にしたいと思っています。参加ご希望の方は、越前さんのサイト(こちら)よりお申し込みください。3人への質問も受け付けています。申し込み時に質問し損ねた方は、当ブログにコメントしてください。お待ちしています!