2016年6月30日木曜日

スケジュール管理



こんにちは。emiです。幽霊部員と化していてすみません。梅雨ですね。家の中もじめじめした感じでイヤですが、雨のほうがなんとなく仕事に集中できる気がします。

さて、今日のお題は「スケジュール管理」。私、今回これに失敗しまして…。泣きました。私はお仕事のご依頼を頂くと、スケジュール的に絶対に無理という以外は引き受ける傾向にあり、今回もそんな感じでお引き受けしました。結果、シリーズもの3本を抱えることに。とはいえ、そのうち2本は慣れているもので、しかも納期にゆとりがあったし、30分もの2本(吹替+字幕)と1時間もの1本(字幕)だったので、それほどキツくないと思っていました。(週に1時間分を納品するペースです。)ところが、蓋を開けてみると、もうまったく余裕がなく…。理由は、チェックバックの対応に予想外に時間がかかったことでした。3本のうちの1本が私にとって初めてのクライアントさんで、作業に入る前にエージェントさんから「かなりチェックが入ります」と言われてはいたのですが、あんなにすごいとは思っていなかった!予想をはるかに上回るもので、チェックバックの対応だけで2日間くらい費やしました。翻訳歴15年にして初めてのボコられようと、ほかの作品の作業時間がどんどん減っていくことへの焦りで、本当に泣きながら対応しました。その案件は毎週納品だったので、つまり、毎週2日間がチェックバック対応だけで消えていくわけです。恐ろしいですね…。
結局、クライアントさんのチェックは最初の何話かで終了し、あとはその意志を受け継いだエージェントさんの気合いの入ったチェックバック(笑)に対応するのみだったので何とか生き延びました。あれが最後まで続いていたら体を壊していたかもしれません。本当に勉強になりましたし、間違いなく私の財産となるものだと思います。おかげさまで少し成長できたような気もしています。ありがたいことです。ただ、自分のスケジュール管理の甘さを恨み、新規のクライアントさんの時はゆとりを持とう!と心に誓いました。
そのシリーズも昨日シーズン1最終話の収録を終えました!早くもシーズン2のお話を頂き、嬉しい限りです。翻訳作業が終わった直後だったので、ついテンション低めでお受けしてしまいましたが(笑)今回の教訓を生かし、シーズン2は泣かずに頑張りたいと思います!emi

2016年6月12日日曜日

なりきり!特典翻訳

またもや間が空いてしまいました!izumiです。そんなに忙しかったのか…と言うとそうでもなく、むしろ余裕のある日々が続き、映画を見まくってました。前回予告した『ルーム』はすばらしかったし、『レヴェナント』『スポットライト』も見応えがあり、どれも胸に迫りました。「午前十時の映画祭7」では『恋に落ちて』『愛と追憶の日々』『旅情』『マイ・フェア・レディ』、大好きな『ロシュフォールの恋人たち』は2回見ました♪今なら何でも訳せる気がします(笑)

その間に短い案件をいくつかこなしました。映画の特典映像も何本か訳しましたが、これが楽しかった!特典映像の翻訳は急ぎのことが多いのですが、今回は少しずつバラけてきたおかげで余裕がありました。それにカットされたシーン(Deleted Scenes)やインタビューが多かったので、訳しやすかったのです。これがバリバリのメイキング映像やコメンタリーだと、専門用語や内輪話や誰も知らないスタッフ名が飛び交って、本気で泣きます。

私にとって特典翻訳は「勉強の場」でもあります。本編の字幕をじっくり見て、そこで使われている言葉や口調にならって特典を訳します。劇場やテレビで流して見るのとは違い、巻き戻したりメモを取ったりしながら字幕を注意深く見るのです。仕事でないと、なかなかこんな見方はしません。こうやって見ると、本編の字幕の狙いや意訳加減や訳し方がよく分かります。何よりも自分には出てこない訳語は、翻訳者にとってお宝です!

特典の中でも好きなのは、カットされたシーンの翻訳。本編に入れても違和感がない字幕を目指しますが、これがクセになる楽しさ。本編の字幕翻訳者になりきって訳すのです。

とはいえ、こうして楽しめるのも気持ちに余裕があるから。特典は苦労が多いので、いい面を強調してみました(笑)
特典と本編、どちらを訳せるか選べたら、迷わず本編を選びます!

2016年4月20日水曜日

訳語リストは宝の山!

お久しぶりです、yokoです!

桜の季節が過ぎ、あちこちで明るい白やピンクのつつじを見かけるようになりましたね。春はなんだか急に新しいことを始めたくなったり、気持ちだけが前のめりで加速し、足元がもつれそうな私です(笑)

 ところで皆さんは映画や海外ドラマを見ていて、字幕や吹き替えのセリフで自分の引き出しにない表現に触れたときはどうしていますか?以前もお話ししたように、私やizumiは映画を見に行く時もなるべくメモ帳を用意し、気になった訳語はすぐにメモを取るようにしています。例えば「suddenly」を訳すとき、自分の引き出しから自動的に出てくるのは「急に」とか「突然に」だけだったとします。そこへ別の人が「不意に」と訳しているのを見たら、とても新鮮に見えますよね。そんな、すぐにマネしたくなる表現はその場でメモをして、あとで自分の『訳語リスト』に書き足します。映画やドラマで見た訳語や表現は、物語の筋を理解したうえで生きた用例を見ることになるので、とても参考になります。

 さて、問題はそこからです。訳語リストに書き込んだ表現は、そもそも自分からはなかなか出てこないもの。つまり、ただリストに書き足したくらいでは記憶の底に埋もれてしまい、ちっとも自分の中に取り込めません。そこで大切なのは定期的に訳語リストを読み返すこと。そしてさらに大事なのは、それらの訳語や表現を実際に使って自分のモノにしていくことです。こうして訳語のコレクションを増やして、どんどん身につけていけば表現力が無限に広がるはず!なのに、忙しさにかまけてこの宝箱のような訳語リストの存在をうっかり忘れてしまうことも、しばしば


そんなわけで慌てて訳語リストを開いて読みふけってしまいました。 yoko  

2016年4月13日水曜日

至福のインプット期間♪

izumiです。3月末にドラマの最終話を納品し、しばらく春休み気分を満喫しました。なにしろ長~い引きこもりの冬だったので、すごい開放感!映画やドラマを見まくりました。

ドラマは遅ればせながら『ゲーム・オブ・スローンズ』にはまってます!このドラマ、何がすごいって、字幕もファンタジーらしい言葉が満載。「冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)」とか「落とし子」とか、ファンタジー好きにはたまらんです!「落とし子」もそうですが、「狂王」や「盲目」など差別用語に引っかかる言葉や常用漢字以外も結構使っています。なんて挑戦的!と感心していたら、原作本があるんですね。おそらく原作の訳を参考にしているんだと思いますが、それって制約の多い字幕では結構大変なことなのです。翻訳を手がけた制作者さんたちの心意気を勝手に感じながら見ています。(huluで見てるので、翻訳者名が出ないのが残念すぎる!)
マスケティアーズ パリの四銃士』(字幕を担当した『マスケティアーズ』の吹替版)も始まり、こちらも楽しんでます♪

映画は『アーロと少年』(吹替 石山祐子さん)、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(字幕 栗原とみ子さん)、『オデッセイ』(字幕 風間綾平さん)、『バベットの晩餐会』(字幕 関美冬さん)、『くるみ割り人形』(英国ロイヤルバレエ)。どれもスクリーンで見てよかった!と思える作品ばかり。吹替は驚くほど映像にぴったりだし、字幕はどれも作品の世界に合っていて、物語にどっぷり浸れました。
中でもリバイバル上映の『バベット~』は、気づけばその世界に入り込み、村人たちと晩餐会にいるような幸せな時間を過ごしました。関美冬さんの字幕はシンプルで美しく、静かな世界に溶け込むようでした。

やっぱり他の方の字幕を見るのは何よりも勉強になります。訳してばかりだと、頭の引き出しをあちこち開ける余裕がなくなってきて、同じ言葉を使い回しがち。アウトプットしたら、ちゃんとインプットしなきゃ~と改めて感じました。『ルーム』も見たいし「午前十時の映画祭7」も始まったし、隙を見てインプットしつつ、ぼちぼち仕事します。

2016年3月27日日曜日

翻訳のキュンキュン度

izumiです。昨年末から続いていたドラマの字幕翻訳にようやく終わりが見え、気が緩んでます。で、大好きな漫画を読んだり、録りためた番組を見る余裕がでてきました。その中で見た番組「漫勉」(Eテレ)で、心にズキューンと響いた言葉がありました。

この番組は漫画家の浦沢直樹さんが、他の漫画家の仕事風景を見て、その漫画家と対談するというもの。漫画好きにはたまらない番組です。今回のゲストは萩尾望都さま!少女漫画界の神さまのような存在です。その神さまが、こんなことをおっしゃっていました。「キュンキュンしながら描いてます。キュンキュン度が高いほど描いていて面白いし、読者にもキュンキュンしてほしい」。

キュンキュン度!これだ~と叫んでしまいました。年末から取り組んできたドラマは、専門用語が多く、セリフも難しく、私にとってchallengingな仕事でした。それでも頼れる監修者や担当者の力を借り、吹替翻訳者の方々と連携して、最終回の翻訳までたどりつきました。人に恵まれたのもありますが、ここまでがんばれたのは、ドラマの内容が面白い!これに尽きます。グッとくるセリフ、火花が散るようなやりとり、男も女もアグレッシブでかっこいい!最終回は訳していて鳥肌が立ちました。まさにキュンキュン度マックス!このキュンキュンを視聴者に伝えたい!その一心で訳し、何度直されようとへこたれませんでした。(誤訳の指摘はへこみましたが…。)そして私は悪いヤツのセリフが好きなんだな~としみじみ実感しています。

実は最終回を納品するのがもったいなくて、見直しにやたらと時間をかけてます。いえ、ちゃんと納期は守ります!納品したら燃え尽き症候群になるかも。次のキュンキュンに備えて、たくさんインプットしておきます♪

2016年2月27日土曜日

あっという間にもうすぐ3月!

こんにちはmichikoです。

お久しぶり過ぎですね…。
慌ただしい年末を過ごし年が明け、あっという間にもう2月も終わりを
迎えてしまいます。
突然、春の陽気だったりまだまだ寒かったり体調管理が大変な上に
花粉症に悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 今更年始の話でもないのですが、今年はちゃんと神田明神に
お参りしてきました!
早々にご利益があり過ぎてフル回転の毎日を送っております!
(なのでブログも久々に…←言い訳です。)
そんな日々を送っておりますが、それでも仕事以外の映画や
ドラマは欠かせません!
簡単にご紹介したいと思います。
「何か面白いドラマないかなぁ~。」「何か映画でも観ようかなぁ~。」
と、お悩みの方へのきっかけになればと思います!

デザート・フラワー(Hulu配信中)
2009年ドイツ・オーストリア・フランス合作
ソマリア出身のモデル、ワリスの実話でかなり衝撃的な作品でした。

ベスト・フレンド(Hulu配信中)
2002年アメリカ
タイトルだけ見ると楽しい映画かと思ってしまいそうですが…
とんでもない!
環境って人を変えますね。

ブラック・セイルズ(Hulu配信中)
2014年アメリカ放送開始
海賊アドベンチャードラマです。
私はものすごく面白いと思います!
(個人的にジミーという海賊がタイプです…ご興味あればご覧ください!)

そして、数年ぶりに再び観たゴットファーザーはやっぱり面白いですね。
この映画も観る年齢によって感じ方が変わる私の中の名作です。

発売中の『通訳翻訳ジャーナル』にYokoIzumiが記事を書いてます!
ぜひご一読を♪
michiko